AJA Video Systems 社は、AJA HDR Image Analyzer 12G 向けソフトウェアのバージョン 3.0 を発表しました。HDR モニタリングと分析向けの同ソリューションに強力な新機能を追加します。

AJA 社、HDR Image Analyzer 12G 向け v3.0 ソフトウェアを発表

マルチチャンネル信号分析、Dolby Vision メタデータの検査・表示の各機能を追加、NDI 接続、ARRI LogC4、8K/UHD2 に対応

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AJA Video Systems 社は本日、AJA HDR Image Analyzer 12G 向けソフトウェアのバージョン 3.0 を発表しました。HDR モニタリングと分析向けの同ソリューションに強力な新機能を追加します。ライブ配信や、撮影現場、品質コントロール (QC)、ポストプロダクションなどの環境で、進化し続ける要求に応えるプロフェッショナル向けに設計されたこの無償アップデートには、新しいワークフロー機能が搭載されています。同時に分析できるビデオチャンネル数の追加、新しい Dolby Vision ツールの統合、NDI 接続オプションの追加、ARRI LogC4 分析による最新の ARRI カラーサイエンスのサポート強化、8K/UHD2 互換による高解像度ワークフローへの対応などが含まれます。

現代のプロダクション環境はマルチカメラワークフローが一般的で、複数の信号を並べて分析したり、リアルタイムで反映された調整を確認したりする機能が不可欠です。特に複数カメラの画を一致させたい場合には、これらの機能が重要となります。HDR Image Analyzer 12G V3.0 では、最大 4 チャンネルの 4K/UHD 信号を個別に分析できます。4 分割のユーザーインターフェイス (UI) で、4 つのうちどのチャンネルにどの分析ツールを表示させるか、個別に設定できます。また、新機能の 4 チャンネル表示では各信号を同時にモニタリング可能です。それぞれのチャンネルに、画像、波形、ベクトルスコープ、オーディオメーターを表示できます。

マルチチャンネル信号分析機能に加え、HDR Image Analyzer 12G v3.0 には、Dolby Vision v4.0 および v2.9 のサポートが追加されています。自動検出で Dolby Vision ダイナミックメタデータの検査と表示に対応できます。この機能向上により、ユーザーは Dolby Vision メタデータがエンベッドされた SDI 信号を受け取り、Dolby Vision メタデータをさまざまな方法で表示できます。L1 メタデータは NIT マーカーとして波形に表示されます。また、すべてのメタデータは読み取り可能なテキストとして、Dolby Vision メタデータ分析ツールに表示されます。シーンごと、ショットごとにリアルタイムで確認したり、HDR Image Analyzer のアップストリームでメタデータが変更された際に確認したりできます。この新機能はカラーと QC のワークフローを高速化します。プロフェッショナルな映像制作の現場で、より確実かつ制作に Dolby Vision メタデータを生成、検証できるようになります。

さらに HDR Image Analyzer 12G v3.0 では、より広範な接続性を提供し、カメラ Log カラースペースや 8K フォーマットへの対応も向上しています。フル NDI 4K/UHD/2K/HD 信号をイーサネット接続で、HDR Image Analyzer 12G へと伝送できるようになりました。外部の変換テクノロジーを介する必要はなく、SDI 信号と同様に、堅牢なイメージ分析ツールに信号を渡せるため、スペース、電力、コストを節約できます。また、ARRI LogC4 分析のネイティブサポートと、8K/UHD2 のサポートも追加されました。8K 2SI/SQD クアッドリンク YCbCr (最大 60 fps)、8K 2SI/SQD クアッドリンク RGB (最大 30 fps)、8K デュアルリンク YCbCr (最大 30 fps) も新たにサポートされています。

AJA 社、社長 Nick Rashby 氏は次のように述べています。

「映像制作の全工程で、テクノロジーとワークフローは急速に進化しています。当社は業界の変化に対応したツールをユーザーにお届けできるよう尽力しており、HDR Image Analyzer 12G の最新アップデートはその一環です。信号分析機能の強化、Dolby Vision SDI メタデータの検査と分析、NDI 接続、ユーザーからのフィードバックをもとに設計した刺激的な機能強化の数々で、最新のワークフローニーズに応えます。」

AJA HDR Image Analyzer 12G は、全世界の AJA 販売代理店ネットワークを通じご注文いただけます。メーカー希望小売価格は 4,039,200 円 (税込) です。HDR Image Analyzer 12G の既にお使いのお客様は、2023 年 9 月より、無償で新しい v3.0 ソフトウェアをダウンロードできます。

アップデート提供後のダウンロード、詳細については、製品ページをご確認ください。
https://www.aja.com/products/hdr-image-analyzer-12g

HDR Image Analyzer は、2023 年 9 月 15 18 日にアムステルダムで開催される IBC の AJA ブース (7.C19) でもご紹介予定です。ぜひブースにお越しください。

HDR Image Analyzer 12G について

AJA HDR Image Analyzer 12G は、リアルタイムかつマルチチャンネルの HDR/WCG モニタリングおよび分析ソリューションです。12G-SDI および NDI 接続と、Log、SDR、PQ や HLG などの HDR フォーマットに対応した包括的なツールセットを備えています。Colorfront 社との協業によって開発された強力な 1RU デバイスは、12G-SDI を介して、最大 8K/UHD2 HDR までの解像度が高いラスターコンテンツのモニタリングと分析を実行可能で、ケーブル 1 本で 4K/UHD ワークフローに対応します。AJA の定評ある I/O テクノロジーと、Colorfront 社の強力な HDR/WCG 画像分析ツール (波形、ヒストグラム、ベクトルスコープのモニタリングおよび分析) が融合した製品です。

AJA Video Systems について

1993 年の創業以来、AJA Video Systems 社はプロフェッショナルな放送、ポストプロダクション業界に向けて高品質でコスト効率の高いデジタルビデオ製品を供給する、ビデオ インターフェイスや変換ソリューションの大手メーカーです。AJA 製品の設計・製造はカリフォルニア州グラスバレーにある自社の施設内で行われ、世界中のリセラーやシステム インテグレーターを通じて広範囲なチャネルに販売されています。詳細については、同社のウェブサイトをご覧ください。

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当資料は、現地時間 2023 年 9 月 6 日にメーカー発表されたプレスリリースの抄訳版です。

メーカーリリース原文 : https://www.aja.com/news/story/2172-aja-announces-hdr-image-analyzer-12g-v30-software

本リリースに関するお問い合わせ先

正規代理店 : 株式会社 アスク
担当部署 : メディア&エンタープライズ事業部
製品担当 : 山本 操
メールアドレス : このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。
電話 : 03-5215-5676 / FAX : 03-6672-6858
所在地 : 東京都千代田区九段南 4-8-21 山脇ビル 7F

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