GB Labs 社は、デジタルメディア・ワークフロー向けのセンターストレージの開発とデザインを行うために設立されました。
ポスト・プロダクションに関する深い知識と経験を持ち、Final Cut Pro をはじめ Avid や Adobe など様々な映像制作ソフトウェアがどのように動作するか、どのようにすればそれぞれが調和して動作するかを理解している会社です。
そして、ポストプロダクションはもちろん、教育、軍事、医療、放送など最も過酷な環境での広範囲な研究の末に、現在の Space シリーズを完成させました。
Tier 0
純粋な SSD ストレージ
究極のパフォーマンスを実現
Tier 0 ストレージは高解像度のメディアを扱うワークグループの最も厳しい要求を満たします。特に従来のハードディスク搭載型の共有ストレージでは負荷が大きすぎる DPX の様なファイルを扱う場合に相応しいストレージです。このプラットフォームはソリッドステートドライブ (SSD) と最もパワフルなハードウェア、そして、それらを支援する GB Labs 独自の受賞歴もある Core OS を組み合わせて作られています。
GB Labs の Space SSD メディアストレージは 9000MB/s 以上のデータレートに到達し、複数のユーザーで 8K、4K、HD を扱う最先進の制作ワークグループ環境を提供します。このシステムのランダムアクセス性能はあらゆる HDD ストレージを凌駕します。 つまり、HDD を使用したシステムでは不可能な、データの読み出し、書き込み、コピー、あるいは移動が行えます。
Super Tier 1
最速の HDD 共有ストレージ
SSD アクセラレーションにより、オンライン向けのパフォーマンスを実現
従来のセントラルストレージには限界が見え始めています。
現在、メディア関連企業や放送局の編集チームやグレーディングチームは拡大しています。それらの現場では、より多人数のオペレーターに対応できる、より大きなストレージ容量とより高速な読み書き性能が必要になっています。マルチフォーマットビデオ環境と今まで以上に高解像度なファイルが登場する中で、従来の HDD ベースのストレージプラットフォームの限界を超えて「スピードと容量」の両立が求められるようになりました。
この問題に対する典型的な解決策は、新型の高速で大容量の HDD 搭載型のネットワークストレージに入れ替えることです。しかし、この方法は経済的にもテクニカルリソースの観点でも非常に高価で無駄が多い方法です。純粋な性能に関して言えば、スピニングディスクテクノロジーは限界に達しつつあります。
ふたつ目の異なる解決方法は Tier 0 ストレージに投資することです。この GB Labs 独自の SSD ベースのストレージはVFX、非圧縮ビデオのグレーディング、負荷の大きい様々な解像度が混在するプロジェクトに最適です。これは技術的に魅力的な方法です。GB Labs の Space SSD は 6,000MB/s を超える極限のデータレートを維持し、8K ワークフローに最適な製品です。しかし、比較的容量に制限があり、ソリッドステートドライブは高コストです。同様に追加のストレージアレイを管理する問題もあり、多くの企業は他の解決策はないか必死に探しています。
そして、GB Labs は 3 番目の解決策を開発しました。従来の HDD 型の Tier 1 ストレージにアクセラレーターを追加することで、最大 600% の高速化を実現するソリューションです。このソリューションでは、全く新しいストレージインフラやネットワークアーキテクチャを入れ替えることなく、複数の OS が混在する大規模なワークグループや 4K/HD が混在する環境への対応が可能になります。
同時に HyperSpace は以前から導入されていたオンライン HDD ストレージを高い費用対効果で 2.3PB まで拡張することも可能なので、高解像度を扱うプロジェクトと最大規模のワークグループ管理への移行も円滑に行えます。
Tier 1
最速の HDD 共有ストレージ
SSD アクセラレーションを搭載し、オンライン向けのパフォーマンスを実現
Tier 1 ストレージは HD 編集、カラリスト、グラフィックアーティスト、モーショングラフィック開発者、音響の各分野が協力してプロジェクトを進めたり、セキュリティへ配慮しつつもパフォーマンスを犠牲にせずにファイルを共有することを可能にします。
Space / FastNAS は、拡張やサポートの簡単さ、パフォーマンスの持続性と確実性において、競合するシステムを凌ぎます。
GB Labs が開発した OS は 機能面では優れた創造性を発揮できるように設計されており、テクニカルサポートは最小限で済み、ワークフローの管理もしやすくなっています。
オンラインのプロジェクトが完了した際には、Tier 1 ストレージのパフォーマンスを常に最高に保つために、Tier 2 製品に移動させるのが得策です。
Tier 2
究極のニアライン
大容量のハイアベイラビリティ対応ストレージ
Tier 2 ストレージは通常、ニア・オンラインを略した「ニアライン」という名前で呼ばれます。このクラスのストレージは大容量かつ高い費用対容量を実現しています。データへ簡単にアクセスでき、容量の拡張性と保護性能が高いことが必須要件です。Tier 2 ストレージは通常、Tier 1 ストレージのバックアップに使われ、しばしば、有用なアセットと完了したプロジェクトのアーカイブを収納する棚の様なものとみなされます。
他に類を見ない GB Labs の Echo シリーズの高いパフォーマンスによって、バックアップのみならず、万が一 Tier 1 ストレージが故障した際にはフェイルオーバーして編集のために利用する事が可能です。卓越したパフォーマンにより、この Tier 2 ストレージからテープアーカイブや Tier 3 システムへデータを最高速で直接読み出すことができます。
Tier 3
深層のアーカイブ
安全で、エネルギー効率に優れたアーカイブシステム
Tier 3 は重要なアセットを長期間保存するための、エネルギー効率に優れたアーカイブ用ストレージです。財務、行政、医療といった分野を扱うメディア業界は、重大なデータを保存するもっとも重要なコールドストレージメディアとして、30 年以上の耐久性能があり、容量あたりの費用対効果が高く、高速な転送レートを誇る LTO テープを採用しています。
GB Labs の Vault LTO は複数のテープに最大 1200MB/sec で同時書き込みが可能で、あらゆる大きさのプロジェクトをアーカイブできます。すべての Vault プロジェクトは GB Labs 独自の HyperWrite テクノロジーを利用しています。HyperWrite はデータをインテリジェントかつカプセル化することで、効率的にテープへ書き込むことができ、特に数千に上るファイルを取り扱う時には有効です。この技術を GB Labs の Tier 1 と Tier 2 ストレージと組み合わせた時には、LTO テープはあらゆるタイプのデータを最高速で扱えます。ヘッドを縦断してスクラブするため、テープの不要な摩耗を回避します。