AJA 社、新製品 OG-C10DA 分配増幅器を IBC 2024 で発表

AJA Video Systems 社は本日、オランダ・アムステルダムにて開催される IBC Conference 2024 (AJA ブース No. 7.B19) にて、分配増幅器 openGear カードの新製品「OG-C10DA」を発表しました。OG-C10DA は、8 系統の BNC 出力に加え、ループアウトまたは処理の追加が可能な BNC 出力を 1 系統備えています。NTSC または PAL アナログビデオ、2 値および 3 値のビデオリファレンス、AES3-id デジタルアンバランスオーディオ、LTC 信号タイプの分配に対応します。また同製品は、ホットスワップにも対応します。

組み込みの Ross DashBoard ソフトウェアを使用して、リモートで OG-C10DA の設定や制御が直感的に行えます。これにより制作チームは、複製した入力信号を分配したり、コンポジットビデオのコンテンツの伸長が簡単に行えます。長距離ケーブル使用時など必要な場合には、ゲイン調整も可能です。

AJA 社、社長 Nick Rcashby 氏は次のように述べています。

「openGear プラットフォームは、コンパクトな筐体で設置スペースを削減でき、また、リモート制御機能により、放送や映像制作の現場で人気の選択肢となっています。お客様からのご要望にお応えして、C10DA の openGear モデルを開発しました。今回の IBC で公開でき嬉しく思います。

OG-C10DA は、openGear エコシステム内に C10DA 分配増幅器の人気の機能と信頼性の高いパフォーマンスをもたらします。出力端子も追加されていて、制作チームは新しい機器をビデオワークフローに追加する際に、よりシンプルな方法で拡張可能になります。」

OG-C10DA は、放送施設や中継車、ライブイベントの制作環境に最適な製品です。OG-C10DA は、アナログ信号分配の選択肢を広げ、インフラの要件も簡素化します。OG-C10DA を AJA GEN10 (HD / SD / AES 同期ジェネレーター)、AJA OG-X-FR (openGear ラックマウントフレーム) と組み合わせて使用すると、リファレンス入力信号が必要なビデオ機器に分配するソース源として利用できます。同様に AES3 や LTC の分配にも活用できます。