AJA Video Systems 社は、次世代のデスクトップ I/O テクノロジー KONA シリーズの新製品、KONA X を発表しました。同製品には、DMA (ダイレクトメモリアクセス) 転送方式でのストリーミング技術が組み込まれています。
DMA 転送方式でのストリーミング技術を統合し、サブフレームレベルの低遅延を実現。視覚的な遅延を極限まで減らした、リアルタイムでのビデオキャプチャーと再生が可能に
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AJA Video Systems 社は本日、次世代のデスクトップ I/O テクノロジー KONA シリーズの新製品、KONA X を発表しました。同製品には、DMA (ダイレクトメモリアクセス) 転送方式でのストリーミング技術が組み込まれています。
AJA KONA X は 4 レーンの PCIe 3.0 カードで、新しい AJA Desktop Software v17 および世界で広く利用されている AJA SDK (ソフトウェア開発キット) のバージョン 17 との互換性を持ちます。メディアおよびエンターテインメント、ライブプロダクション、OEM 開発などの制作現場で活用できる、超低遅延のビデオキャプチャーと再生を実現します。KONA X の接続端子には、双方向フルサイズの BNC 12G-SDI (2 基) と HDMI 2.0 (2 基) が搭載され、幅広い I/O 需要に対応できる機能がすべて備わっています。
KONA X の特筆すべき機能の 1 つが、DMA 転送方式でのストリーミング技術の統合です。ビデオ I/O を伴う重要な作業向けにサブフレームレベルの低遅延処理を提供し、人工知能 (AI) アシスト、ゲーム、拡張現実 (AR) グラフィックス、オーバーレイなど、即時性が求められる作業にも対応できます。長く使える堅牢なフルサイズのI/Oカードで、簡単に取り付け可能です。KONA X の背面パネルにはステータス LED が装備されており、接続状態やステータスの確認が直感的に行えます。
AJA 開発パートナーは、ファームウェア内の MicroController を利用すれば、あらゆる用途に合わせて KONA X カードを活用できます。Windows、Linux、macOS に対応する AJA SDK の使い慣れたツールセットで KONA X を簡単にプログラミングおよび設定できます。高度なオーディオ、LTC、RS-422、その他の機能が必要な場合は、隣接する PCIe スロットにオプションの KONA Xpand ブレイクアウトボードを取り付けられます。
KONA X では、クローズドキャプションのサポート強化、Apple シリコンシステムのパフォーマンス向上、Rocky Linux のサポートなど、最新ファームウェア v17 で新たに提供される機能強化や、AJA Desktop Software の実績ある機能群も活用できます。macOS、Windows、Linux に対応した AJA Desktop Software には、Avid Media Composer、Adobe Premiere Pro、Apple Final Cut Pro をはじめとする、標準的なクリエイティブツール向けの堅牢かつ信頼性の高いアプリケーションプラグインが含まれています。AJA Control Room、Control Panel、System Test アプリケーションも搭載されています。
AJA Video Systems 社、社長 Nick Rashby 氏は次のように述べています。
「スポーツやエンターテインメントのライブ配信から、バーチャルプロダクション、ライブグラフィックス、ゲームまで、超低遅延のビデオ I/O は、さまざまな市場の最新ワークフローやテクノロジーに欠かせない要素となりました。KONA X は、DMA 転送方式でのストリーミング技術を組み込んだ初の I/O ソリューションのひとつであり、強力かつ直感的なキャプチャーおよび再生を可能にする、数々の刺激的な機能が搭載されています。KONA X は、I/O テクノロジーの新時代を先導する製品です。IBC に先駆けて発表でき嬉しく思います。」
KONA X の主な機能
- 超低遅延を叶える DMA 転送方式でのストリーミング技術を搭載
- DMA のオペレーションは、ビデオ I/O と KONA X のユーザーバッファ間で機能し、KONA X に搭載されたメモリをバイパスします。サブフレームレベルの低遅延を叶えるこの機能は、AR グラフィックスとグラフィックオーバーレイの同期や、視聴者との瞬間的なコミュニケーションが求められる e スポーツ / ライブプロダクションなどの環境では、欠かせない要素です。この機能により、バーチャルプロダクションの現場ではカメラトラッキング、LED ウォール、ゲームエンジンの同期を保持できるようになり、放送の現場では動的な映像の管理に役立ちます。
- VESA 対応の HDMI 入出力を備えた柔軟な接続性
- KONA X は、フルサイズ BNC 12G-SDI 双方向端子 (2 基) 、VESA 対応のフルサイズ HDMI 2.0 端子 (入力用、出力用各 1 基) を搭載しています。VESA HDMI 入出力のサポートにより、ビデオサブシステムのタイミングに依存しない、さまざまな HDMI フォーマットのキャプチャーと再生が行なえます。
- ファームウェア内の MicroController
- この機能によって KONA X のユーザーや OEM 開発者は、製品カード上で直接コードを実行し、製品本体を含むシステム起動前に超低遅延な性能や、必要な機能を実装できます。
- オプションの KONA Xpand ブレイクアウトボード
- KONA X の接続性を拡張するための補助用ブレイクアウト PCIe I/O ボードオプションです。
- KONA Xpand ブレイクアウトボードの主な機能
- 2 チャンネルのバランスドアナログオーディオ (ユーザー提供の DB15-XLR ケーブル経由)
- Bi-level (2 値) / Tri-level (3 値) ビデオリファレンス (BNC)
- 8 チャンネルのアンバランスド AES/EBU オーディオ (ブレイクアウトケーブル - BNC)
- LTC 入出力 (ブレイクアウトケーブル - BNC)
- RS-422 (ブレイクアウトケーブル - DB-9)
価格と販売時期
KONA X は、2023 年第 4 四半期から全世界の AJA 販売代理店ネットワークを通じ販売開始する予定です。メーカー希望小売価格は 711,700 円 (税込) です。オプションの KONA Xpand 拡張ボードは、メーカー希望小売価格 115,500 円 (税込) で KONA X と同時に発売される予定です。詳細については、KONA X の製品ページ www.aja.com/kona-x にてご確認ください。
Desktop Software v17 無償アップデートは、KONA X の販売開始と同時に AJA のウェブサイトにて公開予定です。
2023 年 9 月 15 日から 18 日までオランダ アムステルダムにて開催される IBC Show の AJA ブース (7.C19) では、KONA X および Desktop Software v17 もご紹介予定です。
AJA Video Systems について
1993 年の創業以来、AJA Video Systems 社はプロフェッショナルな放送、ポストプロダクション業界に向けて高品質でコスト効率の高いデジタルビデオ製品を供給する、ビデオ インターフェイスや変換ソリューションの大手メーカーです。AJA 製品の設計・製造はカリフォルニア州グラスバレーにある自社の施設内で行われ、世界中のリセラーやシステム インテグレーターを通じて広範囲なチャネルに販売されています。詳細については、同社のウェブサイトをご覧ください。
- ウェブサイト : www.aja.com
- ウェブサイト [日本語] : www.aja-jp.com
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当資料は、現地時間 2023 年 9 月 6 日にメーカー発表されたプレスリリースの抄訳版です。
メーカーリリース原文 : https://www.aja.com/news/story/2173-aja-unveils-ultra-low-latency-kona-x-and-desktop-software-v17
本リリースに関するお問い合わせ先
正規代理店 : 株式会社 アスク担当部署 : メディア&エンタープライズ事業部
製品担当 : 山本 操
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電話 : 03-5215-5676 / FAX : 03-6672-6858
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