米国報道発表資料抄訳 - 2016 年 4 月 18 日
IP ベースのワークフローを可能にするプロフェッショナルビデオ&オーディオ I/O を提供
ネバダ州、ラスベガス、NAB カンファレンス (ブース No SL2505)(2016 年 4 月 18 日) ─ AJA Video Systems 社は本日、IP ベースのプロフェッショナルワークフローのために設計された初のデスクトップビデオ&オーディオ I/O 製品 KONA IP を発表しました。KONA IP は、業界で高い評価を得ている AJA の PCIe キャプチャカード KONA シリーズの次世代製品です。AJA Control Room や Control Panel ソフトウェア、SDK ツールと主要なサードパーティ製のコンテンツ制作アプリケーションを併せて使用できます。
柔軟なプラットフォームで設計された KONA IP は、SMPTE 2022-6 IP カプセル化された非圧縮 3G-SDI、HD-SDI と SD-SDI ビデオ、オーディオや VANC データに対応しています。そして、将来のファームウェアアップデートやコーデックパッケージの提供により、J2K (JPEG 2000) のような圧縮コーデックや、VSF TR-04、VSF TR-03 など高度な IP プロトコルもサポートします。KONA IP はすでに、業界を代表するソフトウェアやソリューションカンパニーで広く採用されています。
KONA IP の主な特長
- SMPTE 2022-6 のサポートにより非圧縮ビデオやオーディオに対応。今後のアップデートで他の IP 規格にも対応
- ローカルモニタリング用の HDMI 出力
- ソフトウェアアプリケーションからの複数の IP ベースのカプセル化された 3G-SDI、HD-SDI、SD-SDI ビデオストリームを送受信するためのマルチチャンネル入出力
- Video Over IP や 10GigE ネットワークとの容易なルーティングを可能にする 10GigE SFP × 2
- 代表的なサードパーティ製の NLE (ノンリニア編集) やコンポジットあるいはストリーミングアプリケーションをサポート
- AJA Control Room と Control Panel ソフトウェアとの互換性
- 業界で広く採用されている AJA の NTV2 SDK を使用して、AJA 開発パートナーは簡単に統合可能
- 8 レーン PCIe 2.0 ビデオ&オーディオデスクトップ I/O カード
Adobe プロビデオ パートナーリレーション 主任、Sue Skidmore 氏は次のように述べています。
「最新の Adobe ツールを使用しているプロのビデオ関係者は、長期にわたり AJA のテクノロジーを利用できるかを重要視しています。KONA IP の技術により、AJA は今日の業界を先へ押し進めています。そして未来の IP 接続ワークフローのプラットフォーム構築に役立っています。」
Avid プロダクトマネージメント シニアディレクター、David Colantuoni 氏は次のように述べています。
「IP は、私達の全ての顧客にとって大変興味深い展開であり、ワークフローを単純化するための数々の選択肢を与えます。AJA の KONA キャプチャカードは長年、Avid Media Composer® や Pro Tools® のビデオ&オーディオ I/O として、信頼性の高いソリューションを築いてきました。これから IP ベースのワークフローへ移行する私達の顧客に対し、KONA IP が変わらぬ支援となることを期待しています。」
Grass Valley マーケティング戦略 シニアヴァイスプレジデント、Mike Cronk 氏は次のように述べています。
「私達のノンリニアリアルタイム編集システム EDIUS で KONA IP の出力がサポートされることを楽しみにしています。IP ベースのワークフローは、編集分野に非常に興味深い発展が起こることを約束します。私達は AJA がその動向に参入してくれたことを嬉しく思っています。」
AJA は Sony の IP ライブアライアンスに賛同しています。また NAB の期間中、Sony ブースでは Nextera Video が FPGA IP core のデモンストレーションを行います。Sony IP ライブプロダクションシステムから KONA IP 経由でネットワーク越しのメディアインターフェイスストリーム UltraHD 59.94P の再生を披露します。
Sony シニアジェネラルマネージャー代理、Ryosuke Hayashi 氏は次のように述べています。
「私達の顧客は、ライブプロダクション全体と調和する、費用対効果の高いビデオストリームを実現する高効率な IP を模索しています。 SDI から IP への移行に弾みをつける面でも、私達の IP ライブアライアンスに AJA が参加することを歓迎するとともに、Sony IP ライブで KONA IP をサポートするために共に働きかけるつもりです。」
Ventuz は NAB の会期中、リアルタイムでグラフィック、オーサリング、プレイアウトをコントロールするソフトウェアのデモンストレーションを AJA ブースで行います。
Ventuz Technology CEO、Erik Beaumont 氏は次のように述べています。
「放送業界に求められるリアルタイム 3D コンテンツは、最大限のバンド幅のインフラが必要です。そして、この理由のために HD の仕事をしている私達の顧客の多くは、仕事の仕方を IP ベースに移行することに目を向けています。私達は IP 化を進める顧客のために KONA IP キャプチャーカードをサポートできることを嬉しく思います。私達はその場面で顧客を助ける信頼性の高いハードウェアを必要としてきました。」
AJA Video Systems 社、社長 Nick Rashby 氏 は以下のように述べています。
「KONA IP により、ビデオ業界で働く人々はシームレスかつ高い費用対効果で IP ベースのワークフローへ移行することが可能になります。KONA シリーズのキャプチャーカードは信頼性と柔軟性が高いビデオとオーディオの I/O なので、私達の顧客に必要とされています。そしてこれからは、慣れ親しんだインターフェイスで IP の世界へと誘います。私達は SDI から IP ベースのワークフローに移行する中で、業界標準に準拠することを約束します。そして実際に私達は、AIMS Alliance 創立メンバーの一員です。また、Aspen Community や Sony の IP Live Alliance のメンバーでもあります。私達は IP に取り組んでいるアーリーアダプターへのサポートを提供します。そして IP ワークフローに対応する次世代の KONA を発表できたことを心から嬉しく思っています。」
価格と販売時期
KONA IP は、世界中の AJA 販売店ネットワークを通じて来月から購入可能で、国内定価 (税抜) は 350,000円です。KONA IP について詳しくは https://www.aja.com/en/products/kona-ip をご確認ください。
AJA Video Systems について
1993年の創業以来、AJA Video Systems 社はプロフェッショナルな放送、ポストプロダクション業界に向けて高品質でコスト効率の高いデジタルビデオ製品を供給する、ビデオ インターフェイスや変換ソリューションの大手メーカーです。 AJA 製品の設計・製造はカリフォルニア州グラスバレーにある自社の施設内で行われ、世界中のリセラーやシステム インテグレーターを通じて広範囲なチャネルに販売されています。詳細については、AJA Video Systems 社のウェブサイトをご覧ください。
- ウェブサイト : www.aja.com
- ウェブサイト[日本語] : www.aja-jp.com
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本リリースに関する問い合わせ先
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