AJA 社、新しいミニコンバーターシリーズを出荷開始

AJA Video Systems 社は、新しいミニコンバーター HB-T-SDI, HB-R-SDI, ROI-HDMI, HD10MD4 の出荷開始を発表しました。

これらのミニコンバーターは、オランダのアムステルダムで開催された IBC Show で発表されていた製品です。SDI 信号を拡張できるようになり、ビデオプロダクションで簡単にコンピュータ内にファイルを送信できるようになります。新しいミニコンバーターの主な特長は下記の通りです。

• HB-T-SDI と HB-R-SDI は 3G-SDI 信号を、一般的な産業規格の HDBaseT プロトコルを利用し、Ethernet ケーブルで転送できるようにする製品です。

  双方向の IR と RS-232 の両方からコントロールを行えるため、どちらのミニコンバーターもAVへの据え付け、デジタルサイネージ、ライブイベント、ポストプロダクション、ネットワーク、スタジオ、オンセットといった、実に様々な場面で利用可能です。

  そのような場面では、AJA の HDMI ベースの HDBaseT ミニコンバーターシリーズと組み合わせて使用することで、ビデオ I/O と Ethernet に接続される末端の両方を相応しいものに変換できます。

• ROI-HDMI は、コンピューターの HDMI 出力経由で入力された信号の関心領域 (ROI) スケーリングと SDI ビデオ出力をリアルタイムで行える製品です。つまり、予算やスペースを犠牲にする事無く、コンピューター内の信号をビデオの世界に持ち出すことを可能にします。

  HDMI 信号経由でスクリーンに映し出された中から、関心領域は任意に選択することができ、出力する解像度のスケーリングの程度もコントロール可能です。AJA のスケーリングアルゴリズムにより高品質なイメージでアウトプットが行われます。

  ROI-HDMI は成長中の AJA ROI シリーズの製品です。ROI シリーズには、DVI と DisplayPort による接続に対応した製品もラインアップされています。

• HD10MD4 は HD-SDI ビデオを標準規格の SDI とアナログコンポーネント/コンポジットビデオに変換する、小型デジタルダウンコンバーターです。

  HD10MD4 は 10-bit データパスとマルチポイント補完機能により、放送品質のダウンコンバートされたビデオを生成します。さらには、HD10MD4 コンバーターは標準的な 3:2 プルダウン技術を用いて、1080p24 または 1080p24sf から 59.94Hz へのビデオアウトプットも行えます。そのアウトプットは、4:3 または 16:9 の標準解像度のモニターのどちらにも対応させることができます。

  4 チャンネルのエンベデッド HD-SDI オーディオ入力は SDI 出力にパススルーされます。mini-USB A 端子を備えているため、Mac もしくは PC から Mini-Config アプリケーションを使用して、設定とコントロールを行えます。

今回リリースされたミニコンバーターシリーズは現在、全世界の AJA を取り扱っている小売店より購入が可能です。国内定価 (税抜) は下記の通りです。

• HB-T-SDI : ¥84,000
• HB-R-SDI : ¥84,000
• ROI-HDMI : ¥140,000
• HD10MD4 : ¥140,000

ご購入についてのお問い合わせは国内で AJA 製品を扱う正規代理店へお問い合わせ願います。www.aja-jp.com にて、正規代理店をご確認ください。