Zero Density 社のリアルタイム VFX システム「Reality」を活用した、新しい形の映像表現
株式会社アスク メディア&エンタープライズ事業部が日本総代理店を務める、Zero Density 社のリアルタイム VFX システム「Reality (リアリティ) 」が、2020 年 10 月パリで開催されたルイ・ヴィトンのファッションショーに使用されました。Zero Density 社が開発した業界最高レベルの VR (仮想現実) 技術、ハイクオリティな映像表現が、新しい形のショー・イベントを演出しました。
ルイ・ヴィトンのクリエイティブ・ディレクターであるニコラ・ジェスキエール氏は、会場にいる少数の観客と大勢のオンライン視聴者を前に、最先端のバーチャル技術を取り入れた映像的にも素晴らしいファッションショーを開催しました。
ジェスキエール氏は、ルイ・ヴィトンの最新コレクションを発表する舞台に、パリの老舗百貨店サマリテーヌの最上階を選びました。アールデコ建築とアールヌーボーのフレスコ画が美しい歴史的建造物の中には、ランウェイの背景となるクロマキー合成用のグリーンバックが設置されました。グリーンバックには Reality でバーチャル演出用の映像をリアルタイムに合成し、オンラインで配信しました。歴史的建造物とクロマキー合成の融合は、Reality を駆使した VR/AR 体験をさらに特別なものにしました。
撮影にはロボティックカメラ、リモートヘッド、レール/ケーブルカメラと組み合わせた 10 台の合成用マシン (Reality Engine) が使用されました。天井からの俯瞰やランウェイ定番のショットなど、様々なカメラアングルから最新コレクションを身に纏ったファッションモデルと共に、デザイナーの世界観を表現する映像がリアルタイムに合成される、これまでにないショー演出となりました。
Reality は、Unreal® Engine を駆使したリアルタイムノードベース合成ソフトウェアで、最新のリアルタイム VFX / 合成セット、ビデオ I/O、キーイング、レンダリングを単一のソフトウェアで実現します。ライブイベントや動画配信、TV番組など様々な映像演出に使用でき、没入感のあるコンテンツ制作を熱望する制作者にとって革命的なツールです。
今回のファッションショーでは、Zero Density 社のパートナーである AD-TV 社 (本社 : フランス) が Reality の技術的な統括を担当しました。
Zero Density 社について
Zero Density 社は、ブロードキャスト、AR (拡張現実)、ライブイベント、eスポーツ、映画業界向けのクリエイティブな製品を開発している国際的なテクノロジー企業です。Reality Engineは同社の開発したリアルタイムのノードベース合成ソフトウェアで、ポストプロダクションスタイルの VFX 処理を、ライブビデオプロダクション分野でも可能にします。そのフォトリアリスティックな映像表現は、世界各地で様々な実績を上げています。
- ウェブサイト : www.zerodensity.tv
- ウェブサイト [日本語] : www.ask-media.jp/zerodensity.html
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当資料は、現地時間 2020 年 12 月 14 日にメーカー発表されたプレスリリースの抄訳版です。
メーカーリリース原文 : https://www.zerodensity.tv/louis-vuitton-goes-green-with-reality-virtual-studio/
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製品担当 : 成田 眞弓
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