Zero Density 社、リアルタイムでのグラフィック制作向けラーニングポータルを開設

バーチャルスタジオのエキスパートとして認定され、個別に提供されるプロジェクトへのフィードバックでスキルアップが可能に

Zero Density 社は本日、放送用グラフィックスやバーチャルセットで、リアルタイムに映像を制作するクリエーターを対象に、新しいオンラインラーニング・プラットフォーム「Zero Density Academy」を発表しました。Zero Density Academy では 50 種を超える詳細なビデオレッスンを提供され、将来にわたって役立つスキルを習得できます。利用費用は一切かからず、国際的な認証が得られます。

Zero Density 社の Academy 責任者、Faraz Qayyum 氏は次のように述べています。

「当社の Reality ソフトウェア発表は、リアルタイム、つまりライブ放送でのハイエンドコンポジティングの先駆けとなりました。以来、Fox Sports、The Weather Channel、Warner Media をはじめとするクライアントが、Reality のエコシステムによって、バーチャルスタジオ・プロダクションのワークフローを強化し、世界中の視聴者にフォトリアリスティック (写実的) な没入型体験を提供してきました。当社ウェブサイトで Reality Engine の無償提供を開始してからは、ダウンロード件数が数万に到達しました。

そして今回の Zero Density Academy 開設が、次の一歩となります。没入感のある放送向けグラフィックについて、当社が持つすべての知識を Academy で皆様に共有します。」

映像業界および教育業界のパートナーから受けたフィードバックをもとに開発された Zero Density Academy は、マイクロ・ラーニング形式 (1 回 5 分程の動画や、細分化されたウェブコンテンツなどの教材を使って学ぶ方法) を採用した、自習型コンテンツで構成されています。

誰でもログインし、ビデオレッスンを検索できます。リアルタイムでのグラフィックスのオペレーション、プロダクションコントロール、クリエイティブワークフロー、グリーンスクリーン、AR コンポジティングなど、多岐にわたるテーマが用意されています。

以下のような職業/経歴をお持ちのユーザー向けに設定された、Reality コースもあります。

• オペレーター
• ジェネラリスト
• コンテンツ制作の専門職
• 技術者
• バーチャルプロダクションの専門職
• 放送デザイナー

Qayyum 氏は加えて、次のように述べています。

「上記に挙げた職業には、まだ一般に認知されていないものもあるでしょう。しかし、世界最大の放送局やバーチャルスタジオの専門家たちと仕事をするなかで、こういった職業でのスキルに対する需要が急増していると実感しました。

現在、バーチャルプロダクションは映画の撮影セットを自由自在にし、バーチャルスタジオはテレビの生放送に革命をもたらしています。リアルタイムグラフィックはこれからも発展していきます。私たちはその未来を見越して、業界の才能を支援していきます。」

現実に即した内容にするため、Zero Density Academy の各コースは、Zero Density 社独自の最新型 R&D を備えた社内スタジオで制作されました。各レッスンでは Reality Keyer の微調整や、コントロールテンプレートの構築など、現場ですぐに実践できるテクニックを学習できます。

認証パスすべてのコースに合格した学習者には最終課題が送られます。Zero Density 社の専門スタッフに提出すると、個別のフィードバックで、業務の改善に必要なサポートを受けられます。最終課題に合格すると、Zero Density 認定証が送付され、プロ認定ユーザーとして Zero Density 社のウェブサイトに掲載されます。

Zero Density Academy は、本日より無料でご利用いただけます。詳細は次のページをご確認ください。

https://academy.zerodensity.tv/