OTT (Over The Top)、Web、モバイル、IPTVなど配信系特有のトランスコード要件に対処するための
Telestream LightSpeed™アクセラレーション技術を用いた新しいビデオトランスコーダー
ラスベガス、 NAB Show™ (2012年4月16日) – ビデオトランスコードおよびワークフローソリューションのリーディングプロバイダーのTelestream社は、今週のNAB Showで新たな主力製品を発表しました。Vantage® Transcode HE serverはOTT、Web、モバイル、IPTVなどの配信のためのトランスコードやパッケージングを高速処理するための機能に特化したソリューションです。Adaptive Bitrate(ABR)ワークフローで求められる「効率化」にも柔軟に対処することができます。ソースファイルのデコードから始まり、ビデオ処理、H.264パラレルエンコード、パッケージング、暗号化、品質管理、そして配信までプロセス全体を効率化します。また最速のスピードで最高品質の映像を生成するために、Telestream LightSpeed™という新技術を採用しています。このLightSpeedはビデオ処理およびH.264エンコーディングを高速化するために設計され、並列GPU(AMDやNVIDIA)やマルチコアCPU(AMDやIntel)の技術を用いてます。
Telestream社マーケティング副部長のBarbara DeHart氏は次のように述べています。「Vantage Transcode HE serverは、Vantageで完全に自動化されたワークフローの一員として、今まで以上の効率と最善のトランスコードを提供してくれます。お客様からこれまで頂いた要望で、彼らのワークフローの一部として、より高速なトランスコーディングが求められていました。我々はこういったお客様の声に応えるために、卓越したトランスコーディングだけでなく完全なワークフローを提供できるVantage Transcode HE serverをご提案致します。」
Vantage Transcode HE serverは、多岐に渡る入力ファイル形式のデコードを広範囲にサポートし、x264からApple Adaptive Streamingや、Adobe Dynamic Streaming、Microsoft Smooth Streaming、MPEG-DASHへのエンコードを高速化します。ビデオ業界では今やx264は最高品質のH.264ビデオを生み出すためのものだと広く認識されています。そのx264とGPU/CPUパワーを組み合わせることにより、Vantage Transcode HE serverは最短の時間で最高品質の映像を生成することができます。
Telestream LightSpeed™テクノロジーは、ビデオスケーリング、インターレース除去、フレームレート変換、モーションベクトル計算、合成や数値計算タスクなどの様々な処理を高速化します。この技術によって複数の解像度やビットレートへのエンコードを同時に行い、トランスコードにかかる時間を大幅に短縮することができるようになりました。