Vantage について
Vantage® は、強力で拡張可能なソフトウェア対応メディア処理プラットフォームで、撮影から配信までに関するすべてのメディアサービスを管理します。
Vantage は、コンテンツの所有者、プロデューサー、ディストリビューターが、短時間で簡単に高い費用対効果でメディアのインジェスト、編集、変換、品質管理 (QC) 、パッケージ化、マネタイズ、配信を行えるようにします。
概要
Vantage は、柔軟性の高いサービス指向アーキテクチャを基礎にしたメディア処理プラットフォームです。個々のサービスとコネクターにより構成されていて、この組み合わせにより強力な自動化ワークフローを作成できます。統一されたシステムですべてが制御されます。Vantage サービスは、トランスコーディング、メディアキャプチャー、メタデータ処理、メディア分析、コンテンツ収集が行なえます。Vantage コネクターは、サードパーティシステムとの円滑で API レベルの統合を実現します。
用途
コンテンツの所有者、プロデューサー、ディストリビューターが、Vantage を導入すれば、短時間で簡単に費用対効果の高いメディア処理が実現できます。メディアのインジェスト、編集、変換、パッケージ化、マネタイズ、配信を行えます。
拡張性
Vantage は、シンプルなスタンドアローンのシステムから複雑なマルチサーバのシステムまで、ビジネスの成長に合わせて拡張可能な将来性のある製品です。Vantage は、Telestream 製の GPU アクサラレーテッドサーバーの Lightspeed® Server はもちろん、標準的な市販のサーバー製品でも動作します。Vantage は、今日のあらゆるエンタープライズ水準の IT インフラを活用できる最良の選択肢のひとつです。
最新技術
Vantage の変換、ワークフロー、システムソリューションには、最新技術が利用されていて、高い品質、類まれな処理速度、業界内で最高水準のインテリジェントで拡張可能なワークフローを実現します。Vantage の処理機能は、オンプレミスのシステムからクラウドに拡張可能です。集中してしまった処理を即座に解決したり、新しいアイデアを試す際に有効です。
完全自動化
一貫した信頼できる結果
視覚的にワークフローを設計
Vantage には強力な処理設計ツールと監視ツールが搭載されています。ワークフローは視覚的に設計でき、複雑なメディア処理であっても理解しやすく表現できます。ひと目見ただけで、どんな処理が行われるのか判別できます。
柔軟性の高いデータモデリング
メタデータ変換、分析結果、メディアファイル、それらに関するその他の処理を完全に自由に設計できます。ファイル追跡、一時保存データの復帰、メタデータモデリングの各機能が統合された Vantage は、さまざまなメディアタスクの自動処理に利用できる強力なツールを提供します。
盤石の処理
複雑な処理であっても Vantage ではシンプルに視覚化されます。複数サーバーで実行された処理は自動的にステップごとに停止可能です。自動的にフェイルオーバーと復帰を行うため、Vantage は安定して期待通りに動作します。
簡単に処理結果を出力
Vantage では、ホットフォルダー、SDK、スプレッドシートを通じて処理対象のメディアを確認できます。その際には、ジョブごとにレンダリング用のタイトル、挿入用のメタデータ、配信先といったメタデータ情報やカスタム情報を含めたメディアファイルの情報がわかります。
複数ベンダー環境での完全自動化
Vantage は、放送サーバー、編集機、ストリーミングサービス、ケーブルテレビのビデオオンデマンドサーバー、品質管理 (QC) システム、デジタル配信プロトコル、映像処理ツールなど、様々な種類の仮想ビデオデバイスと統合可能です。このようにさまざまな機能が利用できるため、ワークフローを一元化し完全自動化と可視化を実現できます。
「完璧な」SDK
Vantage の SDK は、REST、SOAP、WCF に対応していて、Vantage フレームワークを深いところまで制御できます。ジョブ提出、ステータス監視、アセットのカタログ、メタデータ、メディア分析結果のすべてに Vantage SDK を使用してアクセスできます。
インテリジェントな ワークフロー
意思決定を自動化
洗練されたワークフロー
Vantage には自動決定機能が統合されていて、メディア属性やメタデータに応じて自動的に動作します。出力先、エンコーディングプロファイル、すべての処理情報は、それぞれのジョブに基づいて選択されます。人が介入する必要をなくし、真にインテリジェントな自動化ワークフローを実現します。
トランスコーディングプロファイルのカスタマイズ
分析結果やメタデータは、エンコーディングプロファイルを自動的に選択するためにも利用可能です。複数のエンコーディングプロファイルが予め組み込まれていますが、追加作成も行えます。クロップ、ブラックの検出、テレシネを始め、数十の自動化オプションを使用して作成したルールに基づいて、各メディアファイルに対し処理を実行できます。手動でひとつひとつ各ファイルを確認しなくても、多様なメディア処理やエンコードオプションを適用できます。
統合された分析ツール
Vantage には、メディアとメタデータを詳細に分析可能なツールが含まれています。オーディオ分析と訂正、キャプション分析と抽出、詳細なメディア検査を、自動化ワークフローの一部として組み込めます。
優先度の高速なトラッキング
Vantage は優先度の高い方から処理を行うように設計されています。Transcode と Transcode Pro の両機能では、優先度の高い処理を受け取った際、低優先度の処理を自動的に一旦停止し、システムのリソースが開放された時に再開させられます。日々の処理を中断することなく、急遽用意したメディアをタイムリーに使用できます。